産業安全への取り組み

産業安全の向上を図るためには、人、技術、仕組み、マネジメントの各要素での取り組みが必要です。IGSAPでは、安全に対する知見や認識の向上のための国内外の最新安全情報の提供や経営層を対象とした人的交流の促進、協調安全及びSafety2.0技術の適用による安全化の推進などに取り組んでいます。具体的には、業種別や分野別の委員会、Safety2.0研究会、安全経営フォーラムや国際安全シンポジウムの開催などを行っています。

ウェルビーイングへの取り組み

働く人の『安全』『安心』を向上させると共に、安全に関わるテクノロジーとマネージメントを融合させ、企業・社会の『ウェルビーイング(Well-being)』の実現を目指しています。

安全認証制度への取り組み

安全に関する人的、技術的レベルの向上を目的として、要員認証や技術認証制度の創設とその普及を推進しています。具体的は、ロボット安全資格制度セーフティオフィサ資格制度などの要員認証制度や、協調安全を実現するための新しい安全技術であるSafety2.0への適合審査登録制度などがあります。

国際標準化への取り組み

協調安全は、技術と人と組織・環境が互いに情報を共有し、協調・調和して安全を確保する新しい安全の考え方ですが、この協調安全(Safety2.0)について、国内外の安全衛生機関、専門家との交流や委員会を通じて国際標準化活動を推進しています。
IECの市場戦略評議会(MSB)は、協調安全についてのIEC白書として、「Safety in the Future 」を発行しました。

❐IEC白書「Safety in the Future」【英語版】
https://www.iec.ch/basecamp/safety-future
❐IEC白書「Safety in the Future」【日本語訳】
https://www.japan-certification.com/wp-content/uploads/iec_wp-Safety-in-the-Future_JP20210713.pdf