一般社団法人セーフティグローバル推進機構(IGSAP)が、スペインのビルバオで開催されたORP Congress 2023 (2023年4月26日~28日)において2023年度国際ORP大賞を受賞し、IGSAPを代表して藤田俊弘理事が授賞式に出席しました。(ORP:国際労働災害予防基金)

2008年に創設された同賞は、職場における安全・健康・ウェルビーイングの促進に顕著な貢献をした団体に授与されるもので、近年では英国労働安全衛生協会(IOSH、2022年)、国際職業衛生委員会(ICOH、2021年)、世界保健機関(WHO、2020年)、国際労働機関(ILO、2019年)、国際社会保障協会(ISSA、2018年)が受賞しています。

今回の受賞は、IGSAPの長年にわたる日本そして世界の職場における安全・健康・ウェルビーイング促進への取り組み、および2022年5月11日から13日に開催された第2回ビジョンゼロ・サミット・ジャパン2022の開催に大きな役割を果たしたことが、ORP財団の学術委員会(北米、南米、欧州、アジアの数十の大学から構成)によって評価されたものです。

また、新しい技術が重要であるという協調安全のコンセプトを提唱したこと、「実践!ウェルビーイング」という書籍を国際機関の専門家と協働して発刊したこと(写真2に示す)、更にEXPO2025とその先に向けてVision Zero for All、すなわち安全・健康・ウェルビーイングを地球市民に展開する活動をGlobal Initiativeとしてリードしていこうとしていること、も大きく評価されています。今回多くの受賞者の中から最高位の受賞し、またこれは国連の専門機関と同列で評価されていることを示しており、IGSAPにとり大変名誉なことであります。