認証制度

ロボットセーフティアセッサ資格制度

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ロボットシステムのオペレーション、インテグレーションの安全知識保有と能力を認証するロボット安全資格取得で
産業現場の「安全」、「安心」、「ウェルビーイング(Well-being)」の向上に!!

ロボットセーフティアセッサ資格制度は、ロボットシステムの安全化に必要な知識、能力を保有することを認証する要員認証制度として一般社団法人セーフティグローバル推進機構(IGSAP)がスキームオーナー、日本認証が認証機関として運営しています。

産業用ロボットの導入は、製造業だけでなくあらゆる分野でその導入が進んでおり、2022年には全世界で約55.3万台、日本では25.7万台(日本ロボット工業会調べ)の出荷台数まで増加しています。また、協働ロボットの採用により、人とロボットの共存環境での安全対策も重要になっています。
産業用ロボットシステムの安全対策には、システムインテグレータ、エンドユーザがリスクアセスメントやリスク低減の手法などに関する正確な知識を保有し、法令に基づく安全対策ができる人材が必要です。そのためには、このロボット安全資格制度の活用は人材育成や社内体制の構築に最適です。

このロボット安全資格制度は、一般社団法人日本電気制御機器工業会(NECA)がスキームオーナーであるセーフティアセッサ資格制度をベースに、ロボットシステムの安全に関する知識の保有を付帯して認証する資格制度です。従って受験者はセーフティアセッサ有資格者(SSA、SA、SEA、SLAのいずれかの保有者)であることが必要ですが、同一募集期の同時受験も可能とします。

ロボットセーフティアセッサ資格の取得等、詳しくは日本認証株式会社のホームページでご確認ください。

資格者数・企業数・企業一覧は以下のJCホームページをご覧ください。
https://www.japan-certification.com/certifying-examination/qualification_transition/

ロボットセーフティアセッサ資格 力量基準

ロボット分野に関連する事業従事者に要求される法規・規格の知識

ロボットセーフティアセッサ資格制度の「力量基準」については以下の資料をご覧ください。

ロボットセーフティアセッサ資格 力量基準

ロボットシステムのインテグレータに必要な教育が追加されました

厚生労働省通達 基安発0325第1号(平成31年3月25日)「設計技術者、生産管理に対する機械安全・機能安全に係る教育実施要領」が発出され、システムインテグレータを含む設計技術者に対する教育カリキュラムが改正され、「機能安全による機械等に係る安全確保に関する技術上の指針」(平成28年厚生労働省告示第353号)で示された機能安全を含む機械等の設計を行う者に対して必要な教育カリキュラムが追加されました。

この通達では、機械の製造者(メーカ)等及び使用者(ユーザ)である事業者が、機能安全を含む機械等の設計を行う者に対し、共通科目(5.5時間)に加え、統合システム関係(11.5時間)またはロボットシステム特化(5.5時間)を選択して機能安全の教育を実施することとされています。

ロボットセーフティアセッサ資格は、これらの教育カリキュラムのうち、ロボットシステム特化で示された範囲に相当する内容が知識要件となっています。

ロボットセーフティアセッサ資格のベースとなる、セーフティアセッサ資格制度とは

機械設備に関する設計上の安全知識を有することを認証するセーフティアセッサ資格認制度は、2004年にNECAにより創設され、セーフティサブアセッサ(SSA)、セーフティアセッサ(SA)、セーフティリードアセッサ(SLA)及びセーフティシニアアセッサ(SEA)の4つの資格があります。生産現場の労働災害削減推進につながる資格制度であることが認知・実証されており、製造現場での機械使用に関する安全知識保有者を認証するセーフティ―ベーシックアセッサ(SBA)も加えると、2024年4月現在、国内外で資格取得者数:30,151名、資格取得社数:2,197社となっています。

また、2014年4月15日付けの厚生労働省通達「基安安発0415第1号」において、SSA、SA、SLAの資格を有する者は、設計技術者あるいは生産技術管理者に係る十分な知識を有する者とみなせること、またSBAを有する者は、機械ユーザの職長、作業主任者、各種安全担当者の機械安全教育に有効であることが明記されました。

さらに、アジア地域を皮切りにグローバルベースで本資格制度の展開が始まり、今後、本制度に基づく人のコンピテンシーに関するIEC国際標準化する取り組みも始まっています。